私は自分の意見が言えない人間でした。
「嫌われたらいやだな・・」
「変な人って思われたらいやだな・・」
「自己主張が強すぎる人だなと思われたらどうしよう・・」
このように思ってしまい、自分の意見が言えなかったり、自分の意見を言うのが難しい・勇気がいることだと感じていました。
でも、「自分の意見を言わないことはまずい事」だとなんとなーくは思っていたんです。
そして「本当にこのままじゃまずい」と思うようになる出来事がありました。
その出来事とは、職場の同僚から
- つけこまれたり
- 「まじバカじゃん」と見下されたり
- マウントとられまくったり
するようになったことです。
自分の意見を言わな過ぎて「なに言ってもいい奴」と思われたんですよね・・。
そんな私が自分の意見を言えるようになった3つのコツを紹介します。
1.自分の意見が言えないことで生じる弊害を知っておく
上記の経験から、自分の意見を言わない、言わずにいる、ということは
- 自分の意見がない人=自分が『ない』人
- なにかがあっても何も言えない人
だと周囲に認識される、ということがわかりました。
というのも、『自分の意見をいわない』ということは自分自身がどういう価値観を持って生きている人間なのかを表現しないということになるからです。
ようは、
自分は何か問題や出来事が起こった時、どうやって考えるのか・・
- 自分がどういう事を好み、嫌うのか
- 自分がどういう事を許し、許せないのか
- 自分がどういう事を共感し、共感できないのか
日々会話の中で、このように『自分』という人間を表現しないでいれば、当然「この人はなんでもオッケー・なんでもありなんだな」と思われてしまうんですよね。
ということはつまり、
- 舐められやすい:「自分の言いなり(コントロール)にできそうだな」
- 見下しやすい:「何を言っても言い返してこなそう、黙ったままだろう」
- バカにしやすい:「いつも黙ってて何も言わない、バカなんだな」
というふうに思われ『雑』に扱っていい対象になりやすい、というわけです。
これが自分の意見を言わないでいることによって起こる弊害。
なので逆に言えば、自分の意見をいう事は
- 自分を他人に雑に扱わせない
- 雑に扱おうとしてくる人を寄せ付けない
というように『自分を守る』行為になる、ということなんです。
誰のためでもなく『あなた自身を守るために』自分の意見を言うチャンスがある時は言っていくようにしました。
2.自分の意見を言うためにやった不安の乗り越え方
このまま自分の意見を言わないでいるという選択肢を取り続けることは自分にとって良いことではない、ということはわかったけれど・・
とは言っても、自分の意見を頑張っていったところで
「自己主張がはげしい人間とか、意味不明なこという奴だって思われない?」
「嫌われたりしないかな・・」
という不安に襲われました。
2-1自分の意見を伝えた先にある『相手に与えるあなたの印象』に対しての不安への対処法
そこで、その不安な気持ちに対する対処法として、「あなた」と「私」を明確にわけることにしたんです。
前の私は、「相手が感じる私の印象」をどうにかしようとしていました。
つまり相手の領域に踏み込もうとしていたんですね。
ですが、考えてみてください。
相手がどう思うか、どう受け取るかなんてあなたにコントロールできるわけありません。
例えば、仕事中の会議で営業売り上げに関して意見が求められているにも関わらず

私はお昼ご飯にマックが食べたいです!
とか場違いな発言をしているのなら、ほぼ99%で「こいつアホかw」と思われることでしょう。
しかしながら、自分なりに一生懸命考えたけれど結果として『ちょっと的外れな発言』だった場合、相手によって受け取り方は変わってくる場合があります。

こいつアホやな~
と思う人もいれば、

自分なりに一生懸命頑張って考えてるじゃん!
と思う人もいるでしょう。
つまり、自分がどうにかコントロールできるのは『自分の発言内容』までなのですよね。
そこから先は『相手の領域下』に突入するため、どうしようもできません。
よく考えたら、私だって相手が喋る内容に対してどう印象をもつのか、それは私の勝手ですし。
例えば、わかりやすくいうと、
私が相手に抱いた印象が

話が長すぎる・・頼むから結論から話してくれ・・端的にまとめて話すの苦手なのか・・?
だったとして。
対して、相手から

論理的に話せる頭の良い人だと思ってよ!
と言われたとしても

い・・いや・・そんなこと言われても・・(汗)現に結論から話さず蛇足が多すぎるからそんなふうに思うのは無理ぃ!
ってなりますからね。
2-2.自分の意見をいうことは自己主張がはげしい人間だと思われる??
自己主張がはげしい人間だなぁと思われたらイヤだったのですが・・
よくよく考えてみたら、自己主張がはげしい人間というのは、
「自分の主張が正しい、間違っていない」といって相手にも押し付け自分の意見を強要させようとする人のことだなぁと。
つまり、「私は〇〇(主張)だからあなたもそう思いなさい!!」みたいな、こんな人ですよね。
ということは・・

ただ単に自分の意見を言っているだけであれば『自己主張が激しい人間』にはならないじゃん!
3.自分の意見を言う時のコツ
自分の意見をいう時のコツとして、心理学でよく出てくる『Iメッセージ』を意識してます。
『Iメッセージ』とは「私」を主語にした伝え方
つまり
『私はこう思う・私はこれを大切にしている。』ということをただ純粋に伝えるんだ、ということを意識する感じです。
「私はこう思うんです~」
「私はこう思っちゃいますね~」
というだけ。
つまるに「自分はこう思う」と言うだけで良いんですよね。
これなら、あくまで自分はこう考えると言っているだけなので
攻撃的な言い方でもありません。
ここでポイントなのは
自分の主張はあくまで自分の主張でしかないという事を相手に伝えるのもそうですが、相手の主張はあくまで相手の主張として聞くことも大切になってきます。
そしてそのうえで自分の主張をします。
例えば、
「これが常識だろ!」と言われたら
「あなたはそれが常識だと思っているんですね。」
と言うニュアンスで話すという感じです。
「あなた」と「私」をしっかりわけて、自分はこう思う・こう考えると伝えてくことを意識していきます。
まとめ:自分を守るために自分の意見を言うんだ
自分の意見を言わないことは「何に対してもオールOK」と思われていると周囲に認知されてしまい、雑に扱われたり、何でも言ってもいいと思われる対象にされがちです。
(経験してわかった・・もう二度とあんな屈辱受けたくないです)
自分の意見を言うのが怖いな・・と相手への印象ばかり気にしてしまう気持ちもわかります。
ですが、相手・周囲への配慮ばかりしていないでまずは自分への配慮をしていきませんか?
相手・周囲はあなたが困ってても助けてはくれませんからね。。
あなたのことはあなたが守りぬかなきゃいけない。
そのためにも、あなたも自身の意見を言っていきましょう。