- 自分的には『NG』だけどそれが言えない
- 自分の思ってることを言えず周りに合わせてしまう
- 意見を求められても自分の意見が言えない
別にどうでもいいことなら、このように自分の意見を言えなくてもいいかもしれませんが、重要な事であるのならばしっかりと自己主張をしたほうがいいです。
というのも、これができないと
- 自分のやりたくないことをやる事になってしまったり
- 結局、ストレスのたまる我慢・努力をしなければなくなったり
- 自分の人生をしっかりと自分で踏んでいる感覚を感じられない
ことにつながるからです。
そこでここでは、『自己主張をしたいけどできない人は一体なぜできないのか?』
その実例を紹介し
- 自己主張ができない根本的な要因を考えて
- どうしたら自己主張ができるようになるのか
をお伝えします。
実例から学ぶ自己主張ができない理由
その1:目上の人に意見を言う=逆らうという価値観
中学高校と体育会系で先輩、後輩の関係をバッチリと叩き込まれながら育った私は目上の人に対して自己主張ができません。
お昼ご飯を一緒に食べに行ったときでさえ、自分で食べたいものを自己主張せずに目上の人と同じものを頼んでしまいます。
仕事の時に自己主張する場合も人の何倍も努力をしないと、自分の考えを目上の人に伝えることができません。
頭のなかでは目上の人に仕事のことで意見を言うことはもあるし普通だとわかってはいるのですが、どうしても目上の人に意見を言うことは悪いこと、逆らうことだと言う考えが抜けません。
ときどきこんな自分がいやになりますし、自己主張ができない人だとレッテルを貼られ手いるような気がします。
仕事をする上で自分の意見を進んで言えないと言うことは致命的なデメリットだと感じています。
その2:自分を悪くみられないための自己防衛
目上の人逹に対して、自分の考えや体調不調、仕事の業務上での改善案などを言い出せないことがあります。
相手の立場や真面目すぎる方だと特に言い出せないことが多々あります。
神経系の異常(筋肉の硬直など)症状が出たことがありましたが、なかなか上司に伝えられず、非常に苦しい想いをしました。
自分が精神的な問題だとか、気合いが足らない、怠けていると思われたくなかったから、伝えれませんでした。
主張ができない自分を本当に情けなく、歯痒く、嫌いです。
言葉で伝えれば、相手も分かってくれると思いますが、ただ単純に心が弱いのか、相手に対して悪く見えないように自己防衛しているのか、
どちらも自分には当てはまりますが、良いことは一つもないです。
その3:叶った経験がないから
自己主張をしたところで、それが叶った体験が無ければ、自己主張する気がなくなります。
「自己主張するだけエネルギーの無駄」
と思うようなり、
「主張ばかりする人というイメージを持たれないようにしよう」
と思ってしまうことも。
自己主張のコスト面やデメリット面ばかり気になるようになります。
例えば私は以前の勤務先で、A市とB市の2箇所の勤務地で曜日別の掛け持ち勤務をしていました。
それなのに
「A市での全ての電話対応をあなたが担当しろ」
と命じられます。
その場にいない日があるのだから全部の電話を取れるわけがない、と当たり前の主張をしましたが
「そこはあなたが工夫すれば済むこと」
と一方的に多人数から責められ、私の主張がおかしいと扱われたため、もう反抗する気が無くなったのです。
以来、「更に3箇所の勤務地を増やす」「交通費は出さない」といった処置にも、客観的に考えればおかしい処置なのに、おかしいと声を上げる気力さえなくなりました。
今考えれば一人に負担が集中する仕組みに反抗したかったのですが、暴力事件を起こすくらいしか方法はなく、現実的な解決はできない状況だったと諦めています。
その4:周りに気を使い合わせてしまう自分
たくさんの人数や友人たちと会った時になかなか自己主張ができないと感じることが多いです。
例えばみんなで食事をする時に、何を食べたいかって話になるのですが、その時に自分が食べたいものがあっても言えずにいてしまいます。
本当は、あれが食べたいってしっかりと自己主張したいのですが、周りのみんなはあまり食べたくないものだったら悪いなって思ってしまい、ついついだんまりしてしまいます。
そんな自分をいつも周りに合わせてばかりで嫌だなって思っています。
自己主張できないデメリットとしては、結局自分が損をしてしまうなって感じることがたくさんあり勿体無いなって感じてします。
そのため、もうちょっと主張できるよう意識していかなければならないなと日々思っています。
その5:先読みしすぎてしまう。
友人とランチに行くことになりお店の場所を決める段階で、行きたい場所を言えない時自己主張ができないなと感じます。
本当は色々なお店を調べていて行ってみたいお店をいくつか提案してみたいのが本音です。
しかし今自分が食べたいものと相手が食べたいものは果たして同じだろうか、センス悪いと思われないだろうかと先読みしてしまい結局向こうが決めたお店に行くことになります。
決定権が自分にないのはある意味楽です。行ったお店が例え微妙でも自分の責任ではないのです。
でも本音を言えなかった自分に嫌気がさすときもあります。
これではいつまでも行きたい場所に誰かと一緒に行くことができないからです。
あまり深く考えずに意見を言ってみてダメだったらいいかぐらいに考えられるようになりたいです。
その6:自己主張するのが面倒くさい
みんなが集まる保護者の会や、集まりで、あまり自分の意見を言えません。
自分が意見を言うより、意見を持っている人に合わせてしまいます。
と、このように自己主張をできません。
自己主張したいと思うけど、面倒くさいと感じる自分がいます。
他人の意見に合わせていくのが楽に感じています。
自己主張が強い人が必ずいるから、その人に合わせてしまいます。
自己主張できない自分に対しては、仕方ないと思ってます。
そういう性質なのかなーと思います。
自己主張が強い人とぶつかることもないから、よいのかなーとも思います。
自己主張できないデメリットは、自分の意見が言えないから、ストレスがたまりやすいことですね。
その7:相手が嫌な気分になってしまわないか気にする。
例えば、美容院に行ったとき「もう少しこうして欲しい」と言えません。
髪を少し短くされすぎているなと気づいても何も言えず、最後には希望と全然違う髪型になってしまうことが多いです。
なぜ言えないのかというと、自分が言うことによって、相手が嫌な気分になってしまわないか…とかその場の空気が悪くなるのではないか…と思ってしまいます。
また美容師の方が話している途中だとその会話を断ち切ってしまっていいのかなども考えてしまい、何も言えなくなってしまいます。
最後には笑顔でありがとうございます言って帰ってきて、家に帰って一人で落ち込みます。
はっきり言える人がいつも羨ましいです。
言いたいことが言えないので、損する場面が多いです。
自分にストレスを溜めないためにも少しずつ主張できたらなと思っています。
その8:内向的で恥ずかしがり屋
私が社会人2年目の時の事です。
職場で今後この会社を良くするにはどんな事が必要かと言う事を話し合っていました。
何となく自分の頭の中では浮かんではいたものの、勇気がなくて発言出来ませんでした。
そうこうしているうちに他の人が私と反対の意見を言いました。
私は絶対にそれは違うから、私の意見を言いたいと思ったのですが内向的で恥ずかしがり屋であるが為に何一つその場で発言する事はありませんでした。
その話し合いが終わってから激しく後悔する事になりました。
あの時びしっと自分の意見を言ってちゃんと聞いもらえていたら良かったのですが・・。
悔しいし、間違っててもいいから主張出来ない人は損をしていると思います。
発言のない人はまず評価されないし、意思がないと思われてしまうからです。
自己主張ができるようになるためには
ここでは自己主張ができない理由について紹介してきましたが、色んな理由があるなぁと感じますよね。
色んな方法でなんとかできるのもあるんですが、一番早いのが『信頼関係を構築』することです。
つまり、「言っても大丈夫」という関係性を作るんです。
そもそも自己主張ができてないというのは
- 「言っても大丈夫かな?」
- 「言ったも受け入れてもらえない。」
- 「あの時もそうだったからなぁ」
みたいなことを頭の中でグルグル考えてしまう傾向があるのです。
そして主張してもいいのか悩みながらどんどん言葉が出てこなくなります。
でも、
「この人は言っても大丈夫だ!」
となれば言えるはずです。
もし、あなたが誰に対しても自己主張ができないのであるのならば、まずは信頼関係を構築して「言っても大丈夫!」だと思える人を1人でも作るところからはじめてみてください。
それには、表面的な会話ではなく深い会話が必要ですが、自己開示をしながら相手にも自己開示をしてもらっていけば深い会話ができるようになりますよ。
そして、ここ場所では自己主張ができないのならば、その場で一人でもいいので信頼関係を構築していきましょう。
それができれば言っても大丈夫空間は最終的に自ずと作れるはずです。
ただその代わり、相手が自分の意見と違う意見を言ってきたら
- 「否定されてる!」と感じたり
- 相手が自分と違う意見を言ってきてるから自分の意見が通らないんだ!
というように思わないように注意してください。
そうやって相手の言ってることを受け取っていると、あなたの主張はただの相手の否定になってしまいかねません。
『あくまでそれぞれの意見である』この意識をもって対話をしていきましょう!!