『人間不信』とは、恋愛や友人や職場などの中で他人を信じられないような状態です。
人間不信に陥ると人生が終わったかのように辛くなってしまいますよね・・
- 誰かに裏切られた感覚を感じたり
- 自分自身の存在価値もゼロだと感じ、生きている意味がないように感じたり
- 自分が大切に思ってた人をヒドイ人だと思って憎しみに似た感情を感じたり
このように感じるかもしれません・・。
でもいったいどうすれば人間不信からぬけだせるのでしょうか・・?
それには
- 一体なぜ人間不信に陥るのか?
- そもそも人間不信というのはどういう精神状態か?
この2つを知らないと抜け出せるものも抜け出せなくなります。
そこでここでは、人間不信に陥った方々の実際のエピソードを元に
- 人間不信というものは何か?
- なぜ人間不信に陥ってしまうのか?
について解説をしていきたいと思います。
人間不信に陥ったエピソード11選
その1.振った男が自分の職場に面接に来た時
告白された男性を振ってしまったのですが、その人が自分が働いている職場に面接にきたときはすごく怖くて人間不信になりました。
メールで告白されて振ったのですが、その後もその男性から時々メールが来てまいした。
ですが、もう返す必要もないかと思って返信をしていなかったのです。
それが、ある日突然外にいて面接を受けていたのですごく驚きました。
なんだかすごく怖くなりました・・
そのあとに「今面接を受けに行ったよ」というメールが入っていて、、この人は本当に自分がいることを知っていて面接を受けに来たのだと思うと本当に怖くなってしまって人間不信になってしまいました。
なのでその人のメールをすべて削除して連絡先も消去してもうかかわらないようにしました。
そうしたことでもう連絡がくることもなくなったので何とか乗り切ることができたのですが、、本当に人間不信になる出来事でした。
その2.内緒にしていた事をペラペラと皆に話している
その時一番仲が良かった友人とのことですが、私が周りに内緒にしていたことを、ぺらぺらと皆に話しているのを後から知った時は人間不信になりました。
その出来事以降、他人と話すときは自分が悩んでいる事や相談にのってほしいことでも相談できずに当たり障りない会話をするかとしかできなくなりました。
また誰かにネタとして話してしまうんじゃないかと思うと怖くて話せなくなったのです。
辛い時誰かに話を聞いてもらえないのは正直辛かったので、ブログ等の誰にも教えていないアカウントに独り言を書いたり匿名で内容はオブラートに包んでネットに相談したりしました。
誰かに聞いてもらえることができるのでかなり楽になりましたが・・。
秘密にしてほしいことをベラベラと喋るだなんて人間不信になりました。
その3.自分がいない時に悪口を言っている。
職場に、ちょっと風変わりな人格的で、人から距離を置かれている人がいます。
彼女はまだ若いので、これから少しづつでも変ればいいかと思い、私はなるべく仲良くしていこうと思って、よく話もしました。
彼女も、何かと私には話しかけてくるので、すっかり仲良くなった気がしていたのですが、ある日、新人さんが私に言ったのです。
「彼女って、いつも人に批判的ですよね。」
と。
それで私は、
「そうかもしれないね。でもまだ若いし、こちらも言い方を考えたりして仕事ができるようにもっていけば、またみんなからの評価も変っていくかな、と思ってる。」
と言ったら、
「あのぅ・・、彼女、あなたが居ないときは、あなたの悪口も言っていますよ」
と言うではありませんか。
私は平常心を装いながらも、内心は叩き落とされた感じでした。
女性は信用できないということを、まざまざと感じました。
その4.バカにして嘲笑された
中学時代の話ですが、当時課外クラブ活動で同じ部だったK君という人がいました。
自分は彼とクラブでパートナーを組んで試合に出ていたので、自然と一緒にいる時間は長くなりました。
自分はその当時ギターを練習していたので、その彼に「バンドをやりたいな」という話をしました。
K君はその時は「いいね」と言ってくれていたのですが、ある日たまたま自分のいない場所でその話について私を馬鹿にして彼の仲間と嘲笑していたところを陰から聞いてしまいました。
物凄いショックでしたね。
その一件以来私は人と話す時にいつも頭のどこかで、
「どうせこいつも陰で自分の悪口を言っているのだろう」
と囁く声が聞こえるようになり、そのせいか相手に対して必要以上に深入りはしないし、自分の中にも入れない、そういう関係しか築けなくなってしまいました。
その5.娘名義で勝手に借金を作り支払い拒否
私の母親は化粧品会社で働いていて自宅に営業所を構えていました。
お客さんの立替金やノルマ達成の為自腹を切って営業成績を上げていました。
そんな無謀なやり方がいつまでも続く訳がなく、いよいよクレジットカードでキャッシングをするようになりました。
化粧品自体が高いので1枚のカードでは足りず私のカードを使う様になり、それでも足りず私名義で借金をしたんです。
当時は本人じゃなくても借金ができた時代でした。
私名義の借金は総額600万円。
母親は支払いを拒否。当然支払いは私・・
仕事を2つ掛け持ちして返済してきました。
実の娘名義で勝手に借金作って支払い拒否って、どういう神経をしているのか分からず母親のせいで人間不信になりました。
かれこれ15年母親とは絶縁状態です。
生きているのかどうかも分かりません。
私の人間不信を克服してくれたのは夫です。
今まで誰にも言えずにいた事を全て夫に話しました。
話をした事で気持ちがスッキリし母親の事は忘れる事にしました。
その6.クラス中の女子に無視された
高校1年生の頃の事です。同じクラスで気にいらない娘がいて、その娘の悪口を友人と一緒に言って、ストレス解消していました。
その頃は、言いたい事を我慢せず何でも思った事を言う自分だったのです。
そしたら、一緒に悪口を言っていた友人が私が悪口を言っている事をクラス中の女子に言いふらして、私はクラス中の女子に無視されました。
その時人間不信になりました。
それからは、人と深く関わらなくなり、本音を言えなくなりました。
いまだにそれからの癖は治らず、人とは深く関わらなくなり、いまだに人間不信です。
悪いのは自分ですが…本気で人を信じられません。
今は、表面的な会話しか出来ませんし、人の噂話も深くは出来ません。
高校生の頃の傷が深く残っています。
その7.イジメを見てしまった瞬間
私が人生の中で、人間不信に陥ったこと、それは高校生の頃いじめを見てしまった瞬間です。
そのいじめられていた子は、表面上はクラスの人気者という形で、いつもみんなと明るく楽しく、おしゃべりなどしていました。
ですから、けっして嫌われてるようには見えませんでした。
彼女はそれなりに美人で、勉強もできる子で、オールマイティーに何でもできるので、抜け目がなく、性格も明るくて爽やかなとても良い子です。
それなのに放課後その子が帰った後に悪口が始まるのです。
きっと妬みや、やっかみも含まれていて、他の子はとてもかなわないと感じていたのでしょう。
その表裏の激しい姿を見た私は、人間不振になりました。
今でもその出来事があるので女は怖いと思っています。
その8.ストーカーに変身!
私と友人は、高校時代からの友人で、よく遊んだり旅行に行ったりする仲でした。
10年以上の付き合いなので、とても気楽な関係でした。
そんなある日、私の携帯に非通知の着信履歴が残るようになりました。
最初は気にしていなかったのですが、自宅の電話にも非通知がなりはじめ、少し気味が悪いと思っていたら、イタズラ電話をしていた相手がその友人だという事が判明しました。
当然私は物凄いショックを受けました。
電話を無視していたら、今度は自宅に郵便物が届き、その次は自宅の郵便受けに直接手紙を入れてくるストーカーに変身しました。
恐怖心から、人間不信になり、しばらく外に出るのが怖くなり、人の目が見れなくなりました。
しかし、このままではいけないと思い、仲の良い別の同級生にこの出来事を相談する事で、徐々に外に出ることができるようになりました。
初めてのストーカー体験だったので本当に恐ろしかったですが、友達や、親に相談したことで乗り越える事ができ、ストーカーも撃退する事が出来ました。
その9.宗教がらみのサークルに勧誘
私が人間不振になったきっかけを作ったのは、16年程前に職場で知り合った友人で15年ほど仲良く付き合って来た人です。
ある日、その友人からコーラスサークル誘われ行った所が宗教がらみのサークルでした
(それまで宗教がらみの関係の物には誘うなと本人に何回も言っていたので、さすがにないとは思っていました。)
宗教がらみのサークルは勿論、即効お断りです。
それがきっかけで簡単に縁が切れました。
15年付き合ってきたのは何だったんだろうと考え、かなり人間不振に陥りました。
人間不振に陥ったきっかけを作った友人とは仕事で知り合ったので、その後、職場の人とは友人にならないと決め、かなり距離を置いて付き合っていました。
人間不振を乗り切るのは簡単なようで難しいです。
なのでまず、職場での人との付き合い方を改めて考えました。
職場は友人を作りに来ている場所ではないですし、深入りすると何かとトラブルが起きる事も聞いた事があるので、仕事、プライベードを別に考えて、職場の人とは仕事の話と雑談以外はしない事にしてみました。
そうすると少しは、その友人のやった事も気にならなくなりました。
いまだに、職場では友人を作る気はないし、深入りされるのは嫌です。
その10.友達と元カレに裏切られた
私が人間不信に陥ったのは、友達と元カレに裏切られたことです。
もともと私と元カレが付き合っている際に、浮気をされたのがこの友達でした。
相談にもよく乗ってもらっていましたしグループで遊びに行くことも多くて、でもその最中にも二人は浮気をしていました。
私は正直親友だと思っていて、こんなに仲良くなった子は初めてだと思っていたので衝撃でもありましたし、一度裏切られたショックでそれから友人ができず、親友は未だにできません。
そのくらい私の中では衝撃でした。
人間不信になってからは広く浅く、適当に付き合ってきましたし、人と遊ぶことは無くなりました。
ただ、今の彼氏に出会ってから全て話して理解してくれたことによって少し乗り越えたきがします。
乗り越えたと言ってももちろん未だに心に引っかかるものはあって、親友や友達もできませんがでも前よりは前を向けていると思います。
人間不信に陥る要因とは?
ここでは人間不信に実際に陥った方々のエピソードを紹介してきましたが、人間不信に陥ると人そのものが信頼できなくなってしまいますよね。
- 裏切り
- 嘘をつかれた
- 騙された
- ストレスを与えられた
こういった事によって、「人間は最悪なものなんだ!」という思いを強めてしまい、そして、もう同じことはおこらないでほしいという自己防衛本能のために人間不信になるのです。
しかし、その精神状態だとどうしても、あなたが人を疑ってかかり警戒しているので、それが言動や態度に表れてしまって相手もあなたのことを信頼してくれにくくなります。
このように人間不信がより不信を生み出してしまう可能性があるのです。
もちろん、もう二度と同じことが起こってほしくないという自己防衛本能のために人間不信になるのは普通の反応ではあります。
しかし、だからといって人間不信になるとあなたの人生もいい方向にいかないのも事実。
そこで考えてほしいのが、
「本当の信頼とは何か?」
ということです。
人間不信を克服する方法は確かにいろいろあります。
- 自分側の問題を探してみる
- 必要以上の期待をしない。
- 一人でいいから信頼関係を結んでみる
- 自己開示をする。
- 環境を変える
- 受け入れる
などなどありますが、それ以前に一度『自分にとって理想の人間関係・信頼関係とは何か?』考えてみてほしいのです。
例えば私も人間不信に陥ったことがあるのですが、その時に『自分にとって理想の人間関係・信頼関係とは何か?』をかんがえてみました。
その時に私にとって理想の人間関係は「自分の期待を裏切られたとしても、その人の自分への思いを疑わずその人そのものを受け止めあえる関係だ」と思ったのです。
例えばわかりやすく言うと、「〇時に△△で待ち合わせ!」というようななんらかの約束をしていたとして、相手が1時間以上遅刻をしてきたとしても、別にそれで裏切られたとは互いに感じないような関係のことですね。
このように自分の期待に相手を当てはめないような関係のことを信頼関係だと思うんです。
だって人間ですからね・・過ちやミスだってあるし誘惑に負けることだってあります。
こっちから見たら裏切りかもしれないけど、たぶん本人からしたらそういうつもりではないはず・・そんなふうに思うようになったのです。
このようにあなたも人間不信に陥ったからこそ、
- 「自分にとっての理想の人間関係って何?」
- 「そのために自分はどういう自分でありたいの?」
というのを今一度考えてみた上で改善を図ってみてください。
ただ漠然と人間不信に陥ってる自分が嫌だ!とグルグルと思っているだけじゃキツイと思いますので。
是非ちょっと時間をとってでもいいので意識してみてください。