あ!んでもって肌に優しい系ね!
・・ってそんな都合の良い柔軟剤ってないかっ!(てへ)
・・・そんな都合のいい柔軟剤は、、
ありまぁ~す!!!
でもね、ドラッグストアにおいてある柔軟剤で
- 「無添加」
- 「赤ちゃんに使える」
- 「オーガニック」
と書いてあるからといって「これを買えばいいんだね!」と安易に思ってはいけませんよ!
実はそうやって表示されてても、使われてる界面活性剤が「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」の場合は肌刺激が『強め』に分類されるやつなので、肌に優しい柔軟剤を探しているならば選ぶべきではないのです。
ということで、成分面から「これは良さそうだな」ってもの選定し、さらに実際に使ってみたのでレビューをしながら解説していきます。
肌にやさしい&匂いのない柔軟剤を選ぶにあたって基準を2つ作りました。
においがせず、お肌に優しい柔軟剤を選ぶために基準を2つ作りました。
- 人工的な香料は入ってないもの(○○フローラル的なもの)
- 使用されてる界面活性剤が『エステル型ジアルキルアンモニウム塩(第四級アンモニウム塩)』ではないもの
(第四級アンモニウム塩は一番肌刺激があるものなので)
ただし、
入ってる成分の素材や原料のにおい
(自然的なもの・ケミカルなもので柔軟剤のボトルのふたを開けてクンクンした時ににおう程度のもの)
は「無香料ではない」という判断にはしていません。
冒頭や「赤ちゃんには柔軟剤ナシでOK!使いたい時は成分表示のココで判断」でもお伝えしましたが、世の中に出回っている柔軟剤は約90%の確率で「エステル型ジアルキルアンモニウム塩(第四級アンモニウム塩)」のため、選択肢は必然的に狭くなるんですよ(汗)
選定した柔軟剤の中には、赤ちゃん用に特化した柔軟剤(○○ベビー的な商品名)も含みますが、大人が使うタオルや大人の衣類でも使ってももちろん問題ないのでご安心くださいね。
「エステル型ジアルキルアンモニウム塩(第四級アンモニウム塩)」が肌に優しい柔軟剤を求めている人に不向きな理由
理由は簡単に言ってしまうと「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」は第四級アンモニウム塩に分類される界面活性剤で肌刺激が強めなものとなっているからです。
『第四級アンモニウム塩』というタイプの陽イオン界面活性剤は以下のような特徴を持ちます。
<メリット>
- とても強力な帯電防止作用を持ち強力な柔軟作用を持つ
- 強力な殺菌・抗菌作用を持つ
- 水質やpHに依存せずに効能を発揮できる
<デメリット>
- 皮膚刺激や毒性が強めである
- 生分解性(自然界での分解性)が低めである
というわけで強力な柔軟・殺菌効果を持つ反面、
強力な毒性や刺激性を持つのがこのタイプの成分の大きな特徴です。
引用元:かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(後編)」より
このように強力な毒性や刺激性がある、という特徴から「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」は敏感肌・肌に優しい柔軟剤を探している方には不向きといえます。
余談:アラウ・アラウベビー 衣類のなめらか仕上げも良さそうなのですが除外しました
「アラウ」や「アラウベビー」の「衣類のなめらか仕上げ」もかなり魅力的な柔軟剤ですが、調べてみると
- アラウ・アラウベビーの洗濯洗剤と一緒に使うのが望ましいこと
- 「石けんのすすぎ残しをしないためのもの」であって厳密に柔軟剤と言えるのか?と考えた時に、柔軟剤とは言い切れないと判断できてしまう
以上2点の観点から選定からは除外いたしました。
肌にやさしい&匂いのない柔軟剤4つを写真付きでレビューしていきます
その1:ラ コルベイユ 柔軟剤 無香料タイプ
成分 低刺激植物由来の界面活性剤
(アミド型アルキルアミン塩)オーガニック成分配合
(ローズマリーエキス、茶エキス)正味量(ボトルタイプ) 600ml
使われている界面活性剤は「アミド型アルキルアミン塩(第三級アミン塩)」という「エステル型ジアルキルアンモニウム塩(第四級アンモニウム塩)」よりも肌負担が弱めな界面活性剤です。
『第三級アミン塩』のタイプは以下のような特徴を持ちます。
<メリット>
- 皮膚刺激や毒性が弱めである
- 生分解性が良好である
<デメリット>
- 帯電防止作用や柔軟作用は低め
- 殺菌力や抗菌力も低め
- pHや水質に依存して性能が変動してしまう
引用元:かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(後編)」より
柔軟効果は「エステル型ジアルキルアンモニウム塩(第四級アンモニウム塩)」よりも劣ると言われていますが、何度も使い比較してみた感じではそんなに困るほど大差はないと私は感じています。
柔軟効果はもちろん
- 静電気を軽減
- ホコリ・花粉の吸着防止効果
こんな嬉しい効果もあります。
そして肝心のにおいですが
柔軟剤のボトルのふたを開けて→洗濯機に投入→洗濯が終わって洗濯機のふたをあけて洗濯物を干すまで
ず~~~っとにおいがしません!
抗菌・防臭効果のあるローズマリーエキス・茶エキスが配合されているからか、部屋干し(雨の日・扇風機や除湿器なしの部屋で部屋干し)してもにおいませんでした。
ラコルベイユ 柔軟剤 無香料タイプのデメリット
詰め替え用がない
ラ コルベイユの公式ページもくまなく調べてみましたが、どうやら詰め替え用がありません(汗)
なので、リピートするなら毎回ボトルでの購入になるのでコスパがあまりよくないことと、環境にちょっと優しくないところがデメリットです。
ただ、詰め替えするのが下手っぴな人間(えみのことねw)からすると、詰め替えする手間が省けるのでちょっとラッキーという考え方もできますがね(汗)
店舗には売っていない
ドラッグストアは20店舗以上見に行きましたが、取り扱っている店がありませんでした。。
たくさんのものを扱っている大きなお店ならあるかな?と思い、イオンやその他大型ショッピングセンターも確認しましたが、やはり置いていません(汗)
あなたが「買い物や子供の送り迎えのついでに購入したい!」といったお手軽さを求めてる場合は、どーしてもデメリットになってしまいます・・(涙)
ラ コルベイユのオーキッドの香りの柔軟剤なら、ちょいちょいドラッグストアで見かけるんですけどね~・・(汗)
無香料タイプを買うならネットショッピング一択ですね。(←私もamazonで購入しました)
その2:ハッピーエレファント 柔軟剤
成分 大豆レシチン(柔軟成分) キトサン(柔軟成分) ソホローシリピッド(柔軟助剤) グリセリン脂肪酸エステル(安定化剤) エタノール(安定剤) クエン酸(ph調整剤) オレンジ油(香料) ゼラニウム油(香料) ラベンダー油(香料) ビターオレンジ油(香料) 正味量(ボトルタイプ) 500ml
実は「ハッピーエレファントの柔軟仕上げ剤」は厳密にいうと無香料ではなく無残香タイプです。
どんなにおいがするのか?というと、ハーブのようなホっとする自然なイイにおいです。
洗濯機に投入→洗濯機から洗濯物を取り出す時、干すときと、このハーブのにおいが「フワッフワッ」と香りますが、乾いたあとはにおいが全然残っていません。
ずーっとクンクンにおいを嗅いでみたましたが、0.0001グラムくらいは残ってるかも?ぐらいなレベルです。
で、これどこかで嗅いだことあるにおいだな~!と思ったら
『アラウ・ベビーの洗濯洗剤』と一緒のにおいなんですよ!
なので、もし「アラウ・ベビー」を使ったことがあるなら、そのにおいが「好きだったかどうか?」「別に気にならないにおいだったかどうか?」を思い出してみてくださいね。
あと、雨の日に部屋干しをしてみた感想ですが、
やはり洗濯物を部屋に干したばかりの時は、柔軟剤のハーブ?のようなにおいが部屋中を漂います。
ただ、時間とともににおいが薄れ・・最終的にやっぱりにおいはなくなります。(不思議すぎ・・)
部屋干しの状態では3時間もすると部屋に蔓延していた柔軟剤のハーブのようなにおいはほぼなくなっていました。
そしてハッピーエレファントの柔軟仕上げ剤の一番の魅力は、何といっても使い心地です!!
洗濯物が『ふわっふわのトゥルットゥル(すごく滑らか)』になってめちゃくちゃ気分上々になっちゃうんですよ!
洗濯物が『ふわっふわのトゥルットゥル』といっても、嫌みもなければ人工的でもない、
自然なかんじのふわっふわ・トゥルットゥル感なので、これは一体全体どうなっちゃってるの?!と驚きを隠せませんでした。
こんなに『ふわっふわのトゥルットゥル』になるのに石油系界面活性剤は一切使っておらず、すべてのハッピーエレファントの製品が非石油系の植物性洗浄成分でできていることはとてもとても魅力的です。
ハッピーエレファントシリーズの特徴3つ
- いきもの(天然酵母)が発酵により生みだした天然洗浄成分「ソホロ」を配合した地球にやさしいブランド。すべての製品が非石油系の植物性洗浄成分でできています。
- 石油系合成界面活性剤不使用、漂白剤など無配合。合成香料・着色料無添加。刺激に敏感な方にも安心です。
- 環境負荷、人体影響に配慮し、水質への影響もほとんどありません。生分解性にも優れ、すばやく地球に還ります。
ハッピーエレファント 柔軟仕上げ剤のデメリット
完全に無香料とは言えない
ハッピーエレファントの柔軟仕上げ剤は、無香料ではなく残香しないタイプが故に、無香料の柔軟剤ですよ~!とは言い切れないところがデメリットです。
確かに乾いた時にはすっかり香りなんてありませんが、
ふたをあけて柔軟剤を投入したり、洗い終わって洗濯機のふたを開けた時には香るため
「いつ何時 もにおいがするのはイヤ!」
という場合には使うのをやめておいた方が良いですね。
「静電気防止効果がない」と感じる人も・・
ハッピーエレファントの口コミについて調べていると・・
という口コミも見かけました。
試しに、静電気がめちゃくちゃ起こりそうな化繊のトレーナーを思いっきり勢いよく脱いでみたんですが、バチバチっと来ませんでした。
やっぱりお店に売ってない・・!!
もう本当めっちゃ残念なんですが、各店舗色々探し回りましたがやっぱり店舗には置いてありません!
こちらもやはりネットショッピング頼りになります。
(そしてもれなく私もネットで購入したのでした)
まぁ、ネットで買えば自動的に家に届くので、便利っちゃ便利なんですけどね!
やっぱり万が一のことを考えるとお店でも買えると安心できるような気もしちゃって・・複雑な乙女心ってやつですね。
その3:ベビーファーファ 濃縮柔軟剤
成分 水
(バランス剤)アルキルイミダゾリン型カチオン
(界面活性剤)エチレングリコール
(安定化剤)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
(界面活性剤)塩化カルシウム
(粘度調整剤)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
(界面活性剤)エチドロン酸
(pH調整剤)エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
(水軟化剤)酸化防止剤
(酸化防止剤)天然ハーブオイル
(天然ハーブオイル)ミルクセラミド
(保湿剤)正味量 600ml
ベビーファーファ濃縮柔軟剤に使われている界面活性剤は「アルキルイミダゾリン型カチオン」です。
「アルキルイミダゾリン型カチオン」は「両性イオン界面活性剤」というもので「エステ型ジアルキルアンモニウム塩」や「アミド型アルキルアミン塩」よりも低刺激なものになります。
両性イオン界面活性剤とは・・
- 主に「洗剤」として利用される
- ベビーシャンプーなどの主成分
- 毒性や皮膚刺激をほとんど持たない
- 酸性で柔軟剤、アルカリ性で洗剤になる
- 洗剤の洗浄力を穏やかにしたり肌への刺激を緩和する効果もある
引用元:かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(後編)」より
ただ、「エステ型ジアルキルアンモニウム塩」や「アミド型アルキルアミン塩」よりも優しめな界面活性剤のため、柔軟作用が弱いかもしれない・・という疑惑があります。
両性イオン系も基本的にとても低刺激の成分なので、
敏感肌や赤ちゃん向けの衣類用柔軟剤として優秀と言えるでしょう。
(ただ柔軟作用は普通の柔軟剤や三級アミン塩より弱いと思われます。)
引用元:かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき「柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(後編)」より
実際に使ってみた感じでは、確かに「ラ コルベイユ 無香料タイプの柔軟剤」よりも(ハッピーエレファントはふわふわすぎるので除外w)柔らかさは劣る気がしますが、それでも十分ななめらかさ・柔らかさがあります。
また、「ラ コルベイユ 無香料タイプの柔軟剤」と「ハッピーエレファントの柔軟剤」と軒並み店舗においてない商品が続く中で、「ベビーファーファ 濃縮柔軟剤」をイオンのベビーコーナーにて9割くらいの確率でみかけました!
あっ!!たぶん「柔軟剤買い忘れたー!(でも今から使うー!)」っていう緊急事態がえみの場合は頻繁に発生するからだよね(笑)
あと、何といってもボトルがボトルにファーファのキャラクターのくまさんがついていてカワイイです♪
ベビーファーファ柔軟剤のデメリット
店舗では購入しづらいと感じる人も・・
商品名に「ベビー」とつくだけに、ベビー用品なため、赤ちゃんがいない場合は購入しづらいというデメリットがあります。
なのでベビーファーファ 柔軟剤を使いたいけど、赤ちゃんを連れてないから店舗では購入しづらいという場合は、ネットショッピングでの購入が気が楽でいいですね!
その4:チュチュベビー 柔軟剤
成分 界面活性剤
- ポリアミンポリアド系
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
安定剤 正味量 400ml
チュチュベビー柔軟剤には「ポリアミンポリアミド系」という界面活性剤が使われています。
そしてこの「ポリアミンポリアミド系」とは「キトサン」と呼ばれるものです。
キトサンとは・・
エビやかになどから採取される天然成分で、人体との親和性がよく、肌にやさしく、抗菌性保水性にすぐれています。
JEX ONLINE 商品ページ「チュチュベビー 柔軟剤 400ml」より
こちらも、洗濯機に投入→洗濯物を干すまで何も匂いがしません。
ただ一つビックリしたことがあり、それは柔軟剤のテクスチャーがほかの柔軟剤と比べて「ドロっ」としてて重めなところです。
もし「チュチュベビーの柔軟剤」を使うなら、いつもの柔軟剤の感覚で入れようとするとこぼしたり的な失敗に注意したいところです。(こぼすのなんてえみだけ?!w)
そして使用感ですが、なめらか感や柔らかさはベビーファーファ濃縮柔軟剤と同じような感じです。
なので、チュチュベビーかベビーファーファで迷ったら
- コスパ重視→「ベビーファーファ 濃縮柔軟剤」
- 成分内容重視→「チュチュベビーの柔軟剤」
で判断すると良いですね。
チュチュベビー 柔軟剤のデメリット
売っている店舗がほぼない
ドラッグストアや、大型のショッピングモールなど探してみましたが、置いてあるのを見かけたのはドラッグストア1店舗のみでした・・
もちろん地域差があるので何とも言えませんが、お店では手に入りにくいものかもしれません・・
詰め替え用がない!
「チュチュベビー 柔軟剤」も色々調べてみたんですが、詰め替え用がありませんでした・・(涙)
ただ、「チュチュベビー 柔軟剤」は「ラコルベイユ 無香料タイプの柔軟剤」と比べるとお手軽なお値段なので、使い続けてもお財布に負担はかかりにくいかなと思います。
計量のふたが小さくて扱いづらい・・
慣れれば大丈夫かもしれませんが、慣れるまではこぼさないように注意が必要です。
またまたベビー用品扱いなので購入しづらい場合も
これまた「チュチュベビー柔軟剤」も「ベビー用品」扱いになるので、あなたの家庭に赤ちゃんがいない場合は購入しづらい・・と感じる可能性もあります。
やっぱりそうなると、ネットショッピングで買うのが一番ですね(汗)
肌にやさしい&匂いのない柔軟剤のまとめ
ここまでで4つの肌に優しい&匂いのない柔軟剤を紹介しました。
それぞれで特徴が違うけれど、「刺激性の少ない成分で作られた柔軟剤」という大きな枠でみたら、どれを選んでも間違いはないかなと思います。
あなたにピッタリな「肌にやさしい&匂いのしない柔軟剤」がみつかりますように・・☆