二世帯住宅を建てようか~と旦那さんと旦那さんの家族の間で話が出ていて、二世帯住宅について調べていると、どうやら「完全分離型」という二世帯住宅が良さそうな気配・・
そんな私は二世帯住宅の「部分共有型」に実際に住んでいるお嫁さんです。
「完全分離型」も考慮に入れてたのでその知識と「部分共有型の住人」からみた「完全分離型」の二世帯住宅を解説していきます。
完全分離の二世帯住宅って?
完全分離の二世帯住宅とは、簡単に言ってしまうと
マンションのお隣さん同士・上の階と下の階の住人同士の感覚で住める住居の事です。
言いかえるなら、「101号室と102号室のお隣さん」「101号室と201号室の上と下の階の住人」感覚ですね。
そして
- マンションのお隣さん同士で住める住居・・縦割り
- マンションの上の階・下の階の住人同士の感覚で住める住居・・横割り
と言います。
この完全分離の二世帯住宅の何が一番良いって、お互いの生活スペースが完全に別なので、お互いに干渉しない生活が実現しやすいんですね。
さらに、親世帯が二人とも亡くなった後、親世帯が使ってたスペースは賃貸として貸し出す事ができます。
完全分離の二世帯住宅で「縦割りタイプ」が一番オススメ!
正直私が一番ベストな二世帯住宅だと思うのがこの「完全分離の縦割り型」の二世帯住宅です。
理由は、「完全分離の横割り(1階と2階で分ける)タイプ」だと、どうしても自分達の居住スペースが2階(と3階)になってしまいます。そうすると、買い物で重い荷物買ってもそれを毎度毎度抱えて2階まで昇るのはしんどいからです。
なので、玄関とリビングを1階に持ってこれる「完全分離型の縦割りタイプ」が一番理想だと思っています。
そして、「完全分離の縦割り型」の場合は、「上の階の足音がうるさい!」といった問題が発生しづらいです。
特に旦那さん(息子)の帰宅が遅い場合だと、深夜のドンドン・ゴソゴソという物音は寝ている義両親にとってはストレスですからね。
だなんて思ってても、それが毎日毎日毎日毎日の事となると、とてもストレスになってくるのは間違いないですからね
実は「完全分離」だからと言って「部分共有」の二世帯との価格差に大差があるわけではない
実は二世帯住宅を「完全分離」にすることで一番デメリットな点になるだろうな・・真っ先に思ったのはやはり「価格面」です。
だって、完全分離の二世帯住宅を建てるとなれば、すべてにおいて2つずつ必要になってくるわけです・・
と思っていたので、実際にどれくらい価格差があるのか平均を調べてみたら下図のようなデータがありました。
これを見て真っ先に思ったのが
でした。
いや、誤解はしないでください。400万はめっっっちゃ大金です。
それに、建築費は、家を建てる場所・お願いするハウスメーカーさん・間取りによってかなり変わってくるので、これが絶対!というデータではありません。
だから一概に絶対400万しか差がないよ、とは言えませんが、、
とは言え、400万ですよ。
「doda(デューダ)平均年収ランキング 最新版」という記事によると、30代の男性の平均年収が487万円との事。
地域差や職種などを考慮したらだいたい400万くらいでしょうか。
ということは1年間の年収で、「完全分離」という精神的にストレスフリーな構造の住宅が手に入るのなら、めちゃくちゃ安いもんだ!と二世帯住宅(部分共有型)に住む嫁である私は思ったわけです。
自分たち家族だけで住んでても色々あるのに、義両親と一緒に住むわけですから「何か」は絶対あるわけです。
それこそ旦那さんだって母親(あなたから見て義母)に会えばブツクサ言われたりしたらイライラするし「うっとーしい!」と思うハズです。
そう考えた時に『年収=精神的にストレスフリーな構造の「二世帯住宅」が手に入る・・!』と考えたら、そんな魅力的なことってないなぁって思わずにはいられません。
だって、3か月に1回・年に1回だからと我慢すれば何とかなる話ではありません。
毎日・毎時間・毎秒の話ですから。
なので、このブログでは「完全分離型の二世帯住宅」のコスト面はデメリットとは捉えずにいきたいと思います。
完全分離の二世帯住宅にもデメリットはあるんです…
広めの土地が必要・・
完全分離の二世帯住宅を建てるなら、玄関からキッチン(リビングダイニング)お風呂・トイレなどそれぞれ2つずついることになるので、それだけスペース(土地)が必要になります。
完全分離の【縦割り型】の二世帯住宅を建てたいなら当然です。
もし十分な土地がないのなら上に伸ばすしかないので、完全分離にこだわるなら【横割り型】の二世帯住宅しか選択肢はありません。
私の近所に30坪の土地に完全分離の【横割り型】の二世帯住宅が建ちましたが・・建ててる間ずっと観察してましたがかなり狭そうです(ごめんなさい・・)
ちなみにこんな感じの間取りです。
このことから、二世帯住宅を建てようとしている土地が狭い場合は、完全分離を建てるとなると狭くなってしまうからデメリットになってしまいます。
完全分離という距離感が懸念材料にも
完全分離の二世帯住宅は、お隣さん同士・1階と2階の住人感覚で住む事ができるので、関わりをもたないようにできる事はできるけど、それが吉とでるか凶と出るかは正直わからない部分があります。
例えばうちは以前、お義母さんがぐったりと倒れこんでいるところを発見し救急車を呼んだことがあります。
結局、原因は「肺炎」で、しばらく入院することになりましたが、
と言われました。
このように咄嗟にお義母さんの状態に気づき救急車を呼べたのは
- 数日前から体調がすごく悪くて寝込んでいて(あのキレイ好きなお義母さんが)家事も全くできてないという情報をお義父さんと共有できてたから
- いつもはしない大きな物音とうめくような声が聞こえたような気がしたから(なんか変だな?と思えた)
だと思ってます。
もし、関わりをもたなようにしているような関係性であったら、そもそも(言う必要もないと思われて)情報共有もできてなかったと思います。
お隣さんや上もしくは下の階の住人にわざわざピンポンを押して、「今日私体調悪いんです~」なんて言いにいかないですもんね。(例えが大げさw?)
現に、私の知り合いで「3階建ての二世帯住宅の完全分離型で横割りタイプ」のお家に住むおばちゃんがいるのですが、
と言って、なるべく交流しないようにしてました。
もちろん、これは一例ではあります。完全分離型の二世帯住宅でもガンガン毎日のようにピンポン攻撃してくる姑もひょっとしたらいるかもしれませんしね。
(そんな姑がいるだなんて想像もしたくないですがw)
でも、完全に何から何まで全て分離されてると心理的にも距離感を感じるのは確かです。
関わりを全く持たないようにする事もできますが、同じ世帯に住んでいるのにそのような状態だと、なんだか気まずいですし、本当に困った事があった時に頼りづらいですよね。
なので、完全に距離をとってしまうのも考えものではあるんですね。
あとは、メリットで親世帯が亡くなった場合は賃貸として貸し出す事ができると冒頭で書きましたが、親が使ってた住居部分を貸し出すと言っても、知らない人に自分の家の一部を貸し出すのは心理的に抵抗がある方の方が多いと思います。
なので、よっぽど気にしない性格の人とか、貸し出す相手が親戚で素性を知ってるとかでない限りは現実的ではないと思ってます。
完全分離・縦割りタイプの場合はさらにこんなデメリットも・・
確かに完全分離型の縦割りタイプは一番の理想ですが、間取りを見ていると親世帯・子世帯とも2階建てになってるパターンが多いように感じます。
でも個人的に親世帯に2階が必要なのかは超微妙だと思ってます。
例えば下記の間取り図を見てみて下さい。
参照元:大和ハウス「プライバシーを大切にした縦割り型二世帯住宅 ※①親世帯・子世帯と認識しやすいように色をつけてあります。
※②親世帯ゾーンが水色・子世帯ゾーンがピンクです
失礼な発言かもしれませんが、親世帯は年をとるばかりなので、足腰が悪くなり階段の上り下りが確実にしんどくなり、だんだん2階へ行くのがおっくうになってくる傾向が強いです。
それに正直こんなに義両親達に部屋って必要なのかな?と疑問に思います。
もちろん趣味があったり、本がたくさんあるから書庫が必要・・といった理由もわかりますが、部屋がたくさんあるという事は、その分掃除が大変になるし、物も増えるという事です。
年齢を重ねると、体も若い時のようにうまく動かなくなりますし、そもそも動くのもめんどうになる時があります。(義両親・両親談)
そういった事を考えると部屋が増えるほど負担が増えるので、完全分離の縦割り型にするにしても、義両親達の部屋はなるべく少なめにしておいた方が良いと私は思います。
義両親いわく十分なスペースだそうです。
ただ、上図のように親世帯に2階があるということは、寝室も2階になる為防犯面を考えればとても安心できると思います。
例えば1階に寝室がある場合は、クーラーをつけるまでもないちょっと暑い日に窓を開けて寝るのは、今のご時勢を考えると防犯面でちょっと抵抗がありますからね。
完全分離・横割りの場合はさらにこんなデメリットも・・
完全分離型の横割りタイプは、玄関がだいたい2階になる事が多いです。
先ほども言いましたが、玄関が2階にあるという事は買い物した重い荷物を持って毎回階段を上り下りする必要があります。
あとは、お子さんが小さい時はお子さんを抱っこしつつ、自分のマザーズバッグや買い物したものを持って階段を昇る必要があるので、それはそれはすごい重労働です。
もちろん、今までもアパートやマンションの2階に住んでて、そういった環境に慣れてる人なら問題ないと思いますが、さすがに今まで1階や一戸建てに住んでた人が、帰宅する度に階段をいちいち昇らなければならない・・となると結構なストレスになる可能性があります。
完全分離の二世帯住宅にするときに外せないポイント
もし、両世帯の意見が整って完全分離の二世帯住宅にしよう!と決めたならば、家の中で行き来できるような扉(内扉)はつけるのはやめましょう。
- わざわざ向こうの世帯に行くのに玄関をでなくちゃ行けない
- 家の中で繋がってないなんて不便だ
と思われるかもしれませんが、この「たかが扉」が「魔の扉」になってしまう可能性があるんです。
家の中に1枚自由に・すぐに行き来できる扉ができてしまうことによって、それが「干渉(と感じる)の元」や「いきなり来るんじゃないか?」と緊張感を感じてしまう元になるの事が起こりえるんです。
完全分離なのに中で通ずる扉があれば、それは「部分共有型の二世帯住宅」と一緒です。
二世帯住宅の完全分離と全員意見一致で決めたなら、中で通ずる扉は不要です。取り付けるのはやめましょう。
実は「内扉」を作らないことは「完全分離」の二世帯住宅に置いて非常に大事なポイントだと感じていて、「完全分離」の二世帯住宅を成功させるポイントの1つだと思っています。
それ以外に完全分離型の二世帯住宅を成功させるポイントが2つありますが、残りの2つは土地や道路の形状などにも寄る部分があるので全員が全員実現できるポイントではありませんが、
「内扉」を作らない事を守るだけでも快適さは全然違ってくると思うので「完全分離」の二世帯住宅を建てるのなら要チェックです!
完全分離の二世帯住宅はデメリットもあるけれど、一番オススメ!
完全分離タイプの二世帯住宅を建てるには、まず土地の広めにあるという条件が前提となるし、義両親が年老いていった時にどうしていくか?というデメリットがあるのも事実です。
ですが、やはり自分たち家族とは「別のルール」「別の感覚」を持った家族と一緒に住むわけです。
旦那さんも、いくら自分の両親とは言え、結婚してからも毎日なにかごちゃごちゃ言われて瞬間的にでもイラっとくる事が増えるかもしれない・・
もちろん息子だから心配という気持ちを考慮したとしても旦那さんだってストレスがたまるハズです。
そういった日々積み重なる精神的な負担が減らせるなら「完全分離」に越した事ありませんよね。
なので、もし十分な土地の広さがある場合は完全分離の縦割りタイプの二世帯住宅を考慮に入れてみてください。
そして、失敗しないためにも二世帯住宅を建てるハウスメーカーをしっかり選んでいきましょうね!
二世帯住宅を建てようと話しているけど、具体的に何からすればいいかわからない方へ
「なるべく義両親たちとは顔を合わせる機会が少ないような間取りの二世帯住宅がいい!」
「共働きだから、子供を預けやすい間取りがいいな!」
二世帯住宅を建てる話が家族内で出ていて、あなたの心の中で間取りやデザインなど色々な希望があるけれど、
- 実際はどういう間取りなら使いやすいのかな?
- トイレは2つはないと大変かな?収納スペースも増やしたいけどな・・
と頭の中でグルグルと考えてしまいますよね。
しかも家は一生に一度の買い物です。
嫌になったから買い替えるなんてできないので、絶対失敗も後悔もしたくありません。
そんなふうに二世帯住宅について悩むあなたのために、あなたの家づくりをまるっとサポートしてくれる、二世帯住宅を得意とするハウスメーカーが勢ぞろい注文住宅資料請求サイト【タウンライフ家づくり】
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タウンライフ家づくりの魅力は、何と言っても二世帯住宅に特化している=つまり、二世帯住宅についての知識と経験が豊富というところ!
家を建てる場所やあなたの要望にチェックを入れるだけで、いっきに複数のハウスメーカーから資料請求ができるので、展示場を見て回るという無駄な時間の使い方をしずにすみますよ。
【展示場を見て回る場合】
仕事が休みの週末にわざわざ出かけて、色んなハウスメーカーや工務店を見て回る。
1日にそんなにたくさんの件数を見て回れないので1か月くらいかかる
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社会人になり、結婚をし、、役割が増えて自由な時間が少なくなったなと日々感じていませんか?
少ない貴重な自由な時間を無駄なことには使いたくないですよね。
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